健康な赤ちゃんを産むために、「天然の葉酸」と「安全なオメガ3」を摂りましょう!
葉酸は、妊娠してからでは遅い!
2000年、厚生労働省が、神経管閉鎖障害のリスクを低減するために、妊娠を計画している女性は食品に加えて、栄養補助食品(サプリメント)から毎日400mcgの葉酸を妊娠1ヵ月以上前から妊娠3ヶ月まで摂取するように勧告しました。
妊娠したと分かってから葉酸を摂取し始めるのでは遅いです。
妊活を始めたら安全な天然葉酸を摂るようにしましょう。
赤ちゃんの脳の成長の為、オメガ3は、妊娠後期~授乳中にしっかり摂りましょう。
赤ちゃんの脳の成長は妊娠最後の3カ月間から生誕2年後までが最も重要な時期です。
脳が出来上がる時、DHAとEPA(オメガ3/フィッシュオイル)は必要な脂質です。
妊娠後期~授乳中の期間はオメガ3をしっかり摂取しましょう。
葉酸。摂取上の注意点
葉酸の必要性と天然葉酸、石油由来の葉酸の違い
葉酸は、ほうれん草の葉から発見されたビタミンB群に分類される水溶性ビタミンの1種です。
ほうれん草だけではなく、うなぎやレバー、わかめ、卵黄などにも含まれています。
葉酸はDNAの合成・細胞分裂に深く関与しています。
葉酸は体内で他の栄養素が合成する時に常に必要とされるので、細胞分裂が盛んな部分では不足しがちになります。
不足すると、貧血、免疫機能の低下などが現れ、心臓病や大腸がん、子宮頸がんのリスクが高まることがわかっています。
妊婦さんの場合は特に深刻で、妊娠期間に葉酸が不足していると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害、無脳症、早産のリスクが高まります。
重度の場合、赤ちゃんは死に至ります。
欧米を中心とした諸国では、国策として葉酸の摂取を推奨しており、アメリカではパンやシリアルなどの穀物食品に葉酸を添加するように義務付けられています。また、妊娠が判明すれば、医師から葉酸を摂取するように指示されます。
日本では厚生労働省から葉酸に関する勧告がなされましたが、いまだに葉酸の知識が広まっているとは言えず、妊娠予備軍(20~40代)の未婚女性の葉酸摂取に対する認知度はわずか40%でした。
赤ちゃんの成長過程
受精卵は受精した直後から細胞分裂し始め、まず脳や神経系から形成されていきます。
つまり、妊娠の超初期から葉酸が必要とされます。
精子と卵子が受精した直後から受精卵は細胞分裂を始めます。
子宮に着床するころから脳を始めとする中枢神経系が形成され、受精して3週間たつと、胚の中に脳のもととなる神経管ができます。
4週目から9週目まで、すべての器官がさかんに作られ、9週目には脳が完成します。
そして、7週目には、脊椎の神経細胞がすべて完成し、大脳では神経細胞が分化し始めます。
この3~9週目が催奇形毒の影響をもっとも受けやすい時期でもあり、最善の注意が必要です。
盛んに多くの器官が形成されるということは、細胞分裂も盛んになっているということです。
だから妊婦さんは毎日の葉酸の摂取が欠かせないのです。
妊娠してからでは遅い?
通常、自分が妊娠したと気づくのは妊娠検査薬で陽性が出た時、つわりと思われる症状が始まった時だと思います。
その時点から葉酸を摂取し始めても、最も葉酸が必要とされる0~5、6週目はとっくに過ぎています。
いつ妊娠するのか分からない、でも受精した時から葉酸が必要となるので、妊娠を計画されているプレママにこそ、葉酸の摂取が求められています。
天然葉酸と人工葉酸
葉酸はどうやって摂ればいいの?
葉酸はほうれん草の葉から発見された栄養素です。しかし、ほうれん草を毎日食べれば1日400mcg摂取できるわけではありません。
葉酸は熱に弱く、加熱調理をすると50%が損なわれてしまうので、
もしほうれん草から400mcg摂取しようとすれば、3.2束のほうれん草を生で食べなくてはなりません。この量はかなり大量ですし、妊娠初期でも特につわりが始まってしまえば食べられなくなる恐れもあります。
そこで、葉酸サプリメントが大変効果的です!
天然葉酸と人工葉酸があることを知っていますか?
1. 天然葉酸
ポリグルタミン酸型
いわゆる天然の葉酸です。
石油由来に比べ吸収はゆっくりですが、過剰摂取を心配せず体内で必要な分をしっかり摂る事ができます。
2. 石油由来の葉酸
モノグルタミン酸型
人工の葉酸は石油から作られています。
吸収量は天然葉酸よりも高いですが、高濃度に吸収されてしまうため、喘息や発がんリスクがあります。過剰摂取にも注意しましょう。
そんなプレママさんのためにドクターズチョイスは100%オーガニックの天然葉酸を開発しました。
葉酸を毎日400mcg摂取することで、先天性異常のリスクを30~70%低減させることが出来ます。
オメガ3。摂取上の注意点
オメガ3の必要性と安全なオメガ3の選び方。
オメガ3と胎児の成長
赤ちゃんの脳の成長は妊娠最後の3カ月間から2歳までが最も重要な時期です。
脳の形成にオメガ3(DHAとEPA)は必要な脂質です。
授乳中もママがオメガ3を摂取するようにしましょう。
オメガ3に関する様々な臨床研究
- 妊娠中にオメガ3のサプリメントを摂取した場合と、しなかった場合を比較しました。
オメガ3を摂取する事により、早産(37週未満)のリスクが11%抑えられ、早期早産(34週未満)のリスクが42%も抑えられたという強い裏付けがなされました。 - 生まれた幼児の問題解決能力を比べたところ、母親の妊娠中の血中DHA濃度が高いほど12か月時点での問題解決能力が高いことがわかりました。また、生後3か月の赤ちゃんの血中DHA濃度が高いほど、生後12か月時点での問題解決能力が高いことがわかりました。
- 分娩時の血中DHA濃度の高い母親から生まれた幼児は、2歳での集中力の持続時間が高いレベルにあることが証明されました。
- 妊娠中と授乳中のオメガ3脂肪酸サプリメントの摂取は子供の4歳時点でのIQを増強する事が証明されました。
【方法】妊娠18週目の妊婦に産後3か月までDHA・EPAを含むフィッシュオイル、またはプラセボを摂取してもらった。
【結果】妊娠中と授乳中にフィッシュオイルを摂取した母親の子供は4歳の時点で認知能力テストにおいてより高い点数を取ることができました。また、認知プロセステストの点数は出産時の赤ちゃんの頭の周長に強く関連していました。
安全なオメガ3の選び方
オメガ3は主に青魚から抽出されます。
熱に弱く、生(お刺身)で食べる事により多くのオメガ3を摂取する事ができます。
ところが妊娠中はお医者さんから生(お刺身)は避ける様にと言われていると思います。
その理由は、海洋汚染により魚にはPCBや水銀等の重金属が含まれている可能性が有るからです。
オメガ3も同じです。
捕獲された魚が汚染された所の魚を原料としたオメガ3のサプリメントには水銀やPCBなどが含まれている可能性が有ります。
ですので「国際フィッシュオイル協会」という第3者の検査機関があり、オメガ3の安全性や品質について検査を行っているのです。
希望するメーカーは製造ごとに検査費用を払い、検査を受ける事ができます。
ところが、この検査を積極的に受けるメーカーは非常に少ないのが現状です。
妊娠中、出産後の女性はこのテストに合格したオメガ3を摂取する事が強く推奨されています。
ドクターズチョイスのプレミアムオメガ3は毎回製造ごとにこのテストを受けています。
毎回、全ての項目に合格し5つ星★★★★★を受けています。
品質だけではなく、含有量も厚生労働省が推奨する2,000mgのオメガ3が摂取できます。
その他、参考資料
1.先天性異常の予防
受精した直後から、赤ちゃんは細胞分裂を繰り返し大きくなっていきます。
その過程で必要とされるのが葉酸であり、葉酸が不足していると、脳や神経の先天性異常のリスクが高まることがわかっています。具体的には二分脊椎症や無脳症がその代表です。
二分脊椎症
本来ならば脊椎の管の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出て癒着や損傷しているために起こるさまざまな神経障害の状態を言います。
主に仙椎、腰椎に発生しますが、稀に胸椎、頚椎にも生じ、その発生部位から下の運動機能と知覚が麻痺し、内臓の機能にも大きく影響を及ぼします。
http://sba.jpn.com/spinabifida「日本二分脊椎協会」より
無脳症
無脳症胎児は脳の大部分が欠損しています。
臓器自体には異常が見られないことがほとんどですが、脳の生命維持に関する部分が欠損していることが多いため、出産後に長くは生きられません。
75%が死産となり、残りの25%も一週間以内にほとんどが死亡します。1年以上生存することもまれにありますが、集中治療が欠かせない状態のままです。
http://www.togane-jc.com/seizonritu.html「無脳症の原因と生存率」より
葉酸を毎日400mcg摂取することで、これらの先天性異常のリスクを30~70%低減させることが出来ます。
2.貧血の予防
葉酸は造血作用においても重要な働きをしています。
造血は、骨髄の中で活発に細胞分裂をすることで行われており、細胞の核に多く含まれる核酸を作る葉酸が不足すると、分裂がうまくできなくなってしまいます。
妊婦さんは赤ちゃんと自分の体、2人分の細胞分裂をしなければならないので貧血になる方が多いのです。
「今までも貧血気味だったから」と言って甘く見てはいけません。
貧血が悪化すれば、お腹の赤ちゃんに送る栄養の為の血液が少なくなり、発育が遅れたり、早産児や低出生体重児として生まれる危険性があります。
葉酸を摂取することで、こういった危険性を回避することができます。
3.高齢出産のリスク低減
近年、35歳以上の女性で、赤ちゃんを産みたいという方が増えています。そういった方がまず直面するのは「赤ちゃんができるのか」ということです。女性の妊娠・出産の機能は最初の排卵時から始まり、一般的に50歳で終わると考えられています。
最近の研究では、卵子は年齢と共に老化するため、35歳以上になると妊娠しにくくなるということが分かっています。
それに加え、ようやく妊娠できたとしても、35歳以上である場合、流産の確率が高くなります。流産数は、ダウン症の赤ちゃんと同様に、高齢出産が増えてから増加しています。残念ながら、衰えてしまった卵子を若返らせる方法はありませんが、葉酸は、細胞の働きを助けるので受精卵の着床の手助け、流産の防止といった効果も見込めます。
葉酸を摂取して、妊娠しやすい体づくりをしましょう♪