排卵検査薬の選び方
医療法人愛和会 愛和病院 産婦人科医・医学博士 山田 卓博(たくひろ)医師
国立浜松医科大学医学科卒
産婦人科クリニックに勤務しながら、精力的に妊活セミナーを実施。
セミナー参加者の満足度は98%以上に達している。
婦人科専門医の山田卓博です。
前回の記事「タイミング法に関する医学的根拠」で排卵日予測における排卵検査薬の有用性をお伝えしてきました。
要約すると、
- 排卵日予測は意外に難しい
- 排卵日予測に排卵検査薬の有用性が認められている
- 月経終了後3〜4日後を目安に検査を開始
- 検査薬が陽性になった日から1〜2日後に排卵することが予測されるため、この期間に性交渉を行う(可能であれば複数回)
この記事では排卵検査薬の選び方を解説していきます。
排卵検査薬は数種類あり、違いは以下の3点になります。
- 検出感度(20〜40mIU/ml)※数値の低い方が検出感度は高くなります
- 表示の見やすさ
- 価格(1本69円〜560円)
前回ご説明したように、排卵は血中LHサージ開始から34〜36時間、ピークからは10〜12時間で排卵するとされています。
排卵日の前々日〜排卵日当日までの3日間の妊娠率が最も高いということは、より早くにLHサージを検出することができれば、タイミングを合わせられる確率も高くなります。
より早くLHサージを検出するためには、『LH感度が高い検査薬で頻回に検査を行うこと』
つまり、LH感度が高く、かつ、複数回でも気軽に使用できる価格であることも重要です。
排卵検査薬の使い方
排卵検査薬は毎日使用することが前提となります。
月経周期の中でいつから使用すれば良いかについては、日本産婦人科医会では「次の月経予定日の17日前から連日測定」することと記載されていますが、ややわかりづらいでしょうか。
早めに測定を開始しておけば間違いはありませんので、まずは月経終了後3〜4日経ったあたりからの測定開始を目安としていただければと思います。
1日1回でも良いですが、その場合、1回行うと次の検査まで24時間空くことになります。より短い間隔で行う方がより早くLHサージを知ることができるため、1日2回行うことも良いでしょう。
排卵検査薬を使う上で気をつけたいこと
排卵検査薬は、採血などをせずに自分の尿で判定ができるため、病院やクリニックに行かなくても自分でチェックすることができるという簡便さがある反面、尿の濃さによって結果が左右されることがあります。
尿の濃度や体質、疾患など様々な原因で、検査を続けても一向に陽性が出ない場合や、陽性が出続けてしまう場合もあります。
そのため、検査をする時間帯は毎日同じ時間帯をお勧めしています。
また、陽性が出続けてしまう例として、多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)の方のようにLH基礎値が高い場合があります。、LHサージが起きていないのに排卵検査薬が陽性となる場合は、感度の低い検査薬(40mIU/ml)を使用するという方法もあります。
排卵検査薬を使用しても排卵日がよくわからない場合、排卵障害がある可能性がありますので、医療機関にてご相談ください。実際、ワンステップ排卵検査薬クリアを使用して、検査薬が常に陽性に出るために病院へ受診したところ、PCOSであることが分かったという方もいらっしゃいます。
このように、排卵検査薬はより早期に自分の月経周期の状態を知る有用な手段ですので、正しく使用してセルフチェックする習慣をつけてみてください。
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