排卵検査薬を使って、排卵日を完璧に把握し、ぴったりのタイミングで性交渉を持っているのに、一向に子どもができない。
子どもができない可能性を自分で、もしくはネット上で特定することはできませんが、排卵日を狙っているというのであれば、それが原因で妊娠のタイミングを逃しているのかもしれません。
と言うのも、妊娠の確率が高くなるのは排卵日の二日前がピークだと言われています。もちろんすべての人に当てはまるワケではありませんが、あくまで確率で言えば、排卵の二日前がもっとも高い。
早く言ってよねというような情報ですよね。
ところが排卵検査薬の添付文章などでは、あまり明確にどのタイミングで性交するべきかとは書いていないことが多いようです。
排卵日前から排卵直後が妊娠のチャンスだから、排卵日前が分かることが重要であるといった説明があるのと、「もし検査初日から陽性反応が出たらできるだけ速やかに性交をしてください」というようなことが書いてありますが、タイミングについてそれほど念入りに説明がある製品はないのではないでしょうか。
それはもちろん、誰もが共通で排卵の何日前なら妊娠の確率が高いですよとは言えないからということもありますし、排卵検査薬では正確に排卵日を特定できるわけではないので、排卵日の二日前を狙いましょうと言っても仕方ないということもあるでしょう。
ここではあえて排卵の二日前がベストだと言いましたが、きちんとお伝えしたいのは排卵日ではなくて、排卵日前にタイミングを計ることが大事だ、ということです。
実際、どの時期にタイミングを取るのがベストなのかという話には見るデータにより幅があるようです。
排卵日の二日前がベストだと言われることもあれば、排卵の一日前から排卵直後までがゴールデンタイムであると言われることもあります。
ただいずれにせよ、排卵日の前にタイミングを取るべきだという点は同じです。
精子は、射精後すぐは受精能力を持っていませんし、数日間は生きることができます。だんだんと身体を温めていく長距離選手のようなイメージです。
一方卵子は瞬発力がある巣プリンターのようなイメージ。両者には大きな違いがあるのです。
この両者がうまくゴール地点でぶつかり合うために、精子の方が早めにスタートして排卵日が来る前に卵子を待つ形を作っておく方が良いということです。
排卵検査薬ではせっかく排卵日前を察知できるのだから、排卵日前をしっかり活用しましょう。
排卵検査薬で排卵日を特定すると、排卵日を狙わなければならない気になってしまうのは当然だと思います。
排卵日を狙うために排卵検査をするんでしょ?と感じるのは当たり前ですよね。
でも違うのです。
排卵検査薬で知りたいのは排卵日ではなく、排卵日前なのです。
排卵日当日ではなく、ぜひ排卵日前にタイミングを取ってみてください。
もちろん排卵日も妊娠の可能性はありますから、排卵日前から排卵日までの間にタイミングを取れるだけ取る、という風に少々期間にゆとりを持ってトライしてみてはいかがでしょうか。
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