無排卵の原因には大きく、病気とは関係のないもの(生理的無排卵)と、病気が原因で起こるものがあります。
例えばまだ性的に成熟していない段階や、更年期と呼ばれる時期であれば、ある程度のホルモン分泌の不安定は自然なことなので、無排卵がすぐさま問題になることはありません。
ただし、生殖適齢期に起こる無排卵には、例えば高プラクチン血症や多嚢胞性卵巣症候群と言った病気が隠れていて、それがホルモンの分泌異常を引き起こしている可能性もありますから、医師に相談するなり、注意深く体調を観察するなりが必要となります。
より可能性の高いところで言えば、ストレスや過度なダイエットによるホルモンバランスの乱れで起こる無排卵です。
改善すべきと言って改善するのは難しいことかもしれませんが、できるだけストレスに見舞われないように工夫すること、客観的に見て過度と思われるダイエットは控えることを心掛けましょう。
自分の力では難しいという場合は、やはり医師や専門家に相談すると言った判断も必要になります。
無排卵の原因は大きくホルモンバランスの乱れによるものですが、無排卵自体を自覚することはできません。
排卵が正常に起こっているかどうかを自分で知ることはできませんから、自覚できる異常により無排卵を疑うということになります。
具体的には、例えば生理周期に異常がある場合や不正出血には注意が必要です。
生理周期が多少乱れるのは珍しくないかもしれませんが、稀発月経や無月経などが続けば無排卵の可能性も疑えますし、何か病気にかかっている可能性もありますので、様子を見て、異常だと判断したら迷わず医師に相談しましょう。
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