使い続けるのが面倒くさいというのが、排卵検査薬の最大の短所ですよね。
おおよその排卵日を予測し、毎朝、ただでさえ忙しいのに小さな検査紙に尿をかけ、数分待たなければならない。
待っている間に忘れてしまったりして、結果が水の泡なこともままある。
その一日こそが陽性反応が出そうだと感じていた本命の日だったりするから、一気にやる気がなくなってしまったり。
尿で検査する以上、すぐにもう一回とはならないし、お茶やコーヒーをがぶ飲みして出した尿で検査するのもどうかと思う。
簡単なようで日常に取り入れるとなると非常に面倒臭く、よっぽど習慣化されない限り上手に検査ができないのが排卵検査薬ユーザー共通の悩みではないでしょうか。
だけど妊活のやる気がないというわけではない。
実際に行動に起こせないのだから口でやる気があると言っても説得力がないと思うものの、できないものはできない。
そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
オーソドックスなアドバイスとしては、すぐに検査できるよう、トイレに検査薬を取り出しやすい状態で保管しておくこと、などだと思います。
しかしこれは既に実行している方が多いのではないでしょうか。
それでも習慣付かないから悩みとなるわけです。
習慣付くまでは検査の頻度を落とし、一日に2回と意気込んでいたけれど夜の一回だけにするとか、特に時間を定めずに不定期に検査するなどから初めても良いでしょう。
検査薬の使い方としては必ずしも正しいとは言えませんが、厳格に検査をしようと考えて、まったく検査をしなくなってしまうよりはずっとマシです。
気楽に行いましょう。
ただ、どんな習慣もそうですが、やる気うんぬんに関わらず、またその手間の難易度に関わらず、新しい習慣を身に付けるのは至難の業ですよね。
状況を整えたり、検査の難易度の設定を変えても検査が続けられない人は続けられないと思います。
このようなときは、急がばまわれの精神で、一度ご自分の妊活に対する姿勢について自問自答してみるのはいかがでしょうか。
心のどこかでは、排卵検査と妊娠の関連性をあまり感じていないのかもしれません。
陽性反応を見たからと言って妊娠するわけでなし、などと思っていはしないでしょうか。
今すぐに子どもが欲しいのか言われればそういうわけでもなく、何となく、年齢的に急がなきゃいけない気分があって、周りも期待している空気があって、世の中の妊活ブームもあって、何となく自分もやるべきだと感じているだけかもしれない。
子どもが欲しいか欲しくないかで問われれば欲しいし、年を重ねれば子どもはできにくくなるのだから今きちんとやらないと後悔するかもしれないということが分かっていても、行動に至らないのは、どこか納得していない部分があるのかもしれません。
排卵検査薬を使うのが面倒な人は、一人で妊活している感じに納得が行っていないのかもしれません。
排卵検査は女性が一人で行うものです。
排卵の時期も女性から伝えなければ男性は分かりません。
そこが面倒で、納得が行っていないのではないでしょうか。
妊活は二人でするものとは言え、男女で負担に差は出ます。
男性は受け身で良いかもしれませんが、女性が行う排卵検査や基礎体温の測定はとても大変です。
排卵検査薬を使わなくても妊活は可能です。
妊活と言えば排卵検査からと思うかもしれませんが、もっとも効率が良い妊活は性行為の回数を増やすことを考えることではないでしょうか。
排卵日を特定する必要があるのは、夫婦で生活しているとどうしても出てきてしまう生活リズムのズレや気分のズレを乗り越えた上で子どもを授かろうとするからです。
子どもを授かることを第一目的とすれば不要な性行為は行う必要はないので排卵検査薬は役立ちますが、妊活中はただ楽しむためだけの性行為をしてはいけないということでもありません。
むしろ、性機能の面で言えば性交の頻度は高い方が良いですから、結果的に妊娠の確率も上がることが期待できます。
とは言え、それほどのやる気も時間もないというご夫婦がほとんどだと思います。
そもそも性交を楽しむ習慣があるご夫婦なら、排卵検査薬を使おうという発想にすら至らないはずだからです。
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