ご家庭で排卵検査を行うとき、排卵検査薬を有効に使える人と、そうではない人がいます。
簡単に言えば、ある一定の周期で排卵が起こっている方は有効に排卵検査薬を使うことができますが、排卵障害がある方はうまく使えないと考えて良いと思います。
こういえば当たり前だと思うかもしれませんが、自分が排卵しているかどうかを実感で確認するのは難しいです。
つまり、排卵障害があるかどうかなど自分では分からず、うまく排卵していないにも関わらず排卵検査薬はその日のホルモンの様子に従って陽性を示したり、陰性を示したりするのです。
いっそ排卵していないのなら一切反応しないでいてくれれば良いものを、昨今の、感度が良い海外製の排卵検査薬はホルモン値に忠実に反応し、陽性反応を見せることがあるので惑わされます。
排卵の有無が一定ではない、排卵が起こっていないという方は、その異常に気付くことなく、排卵検査薬を使い続けてしまう可能性があるのです。
これは治療の機会を逃すだけでなく、お金も無駄にしてしまうことがありますから、排卵検査薬が有効に使えていない気がするという方にとっていただきたい対策をお伝えします。
特に海外製の排卵検査薬を使っていて、排卵検査がしにくいと思っている方は、対策としては、感度が低い排卵検査薬（日本製の排卵検査薬）でもぜひ検査をしてみてください。
また、見ようによっては同じ意味でありますが、デジタル式の排卵検査薬を使って、正常に、そして快適に排卵検査ができるかどうかを試してみましょう。
もし一周期か二周期ほど繰り返して、うまく排卵検査ができている気がしないと思うのであれば、実際に排卵が上手に行われていない可能性もあります。
たまたまその周期、その期間で排卵が起きていないだけかもしれませんから、悲観せず、恐れずに、近くに評判の良い病院がないかリサーチしておくと良いでしょう。
医師に相談することを考え、排卵検査と同時に基礎体温を計る習慣を身に付けておくことをおすすめします。
排卵検査薬はあくまでホルモンの値を追うもので、排卵自体を確認できるものではありません。
基礎体温も、必ずしも排卵の様子が観察できるものではありませんが、組み合わせて使うことで信憑性の高いデータが得られます。診断の際にも有効なデータとなります。
排卵検査薬と基礎体温のデータを組み合わせて、排卵が起こっているように見えなかったら、排卵していない可能性があると考えて、病院へ行きましょう。
排卵していなかったら、排卵するように少しずつ体調を整えて行けば良いですから、まずは相談に行くことが大事です。
