排卵検査薬を避妊に利用することはできません。
排卵検査薬を使えば排卵日を特定することはできますが、目的はあくまで妊娠の確率を上げるための補助であり、妊娠を避けるために使うものではありません。
「でも排卵日が分かるなら、排卵日を避けることで妊娠は防げるんじゃないの?」と考える方もいると思いますが、排卵検査薬で測定する排卵日は100%信頼できるものではないため、妊娠を防ぎたいのであればコンドームやピルなどの避妊法を利用するべきなのです。
排卵検査薬は排卵日を特定できますが、避妊法を取り入れずに性行為を行った場合、仮に予測した排卵日を避けたとしても、妊娠の確率はゼロではありません。
理屈の上では妊娠するはずがないというタイミングであっても、排卵のタイミングはずれることがあります。
排卵検査薬では陰性を示しているのに排卵が起こるということもありますし、LHサージが始まる前に排卵が起きることもあり得るのです。
また、通常3日程度と言われる精子の寿命ですが、ときには一週間ほど生き延びることもあります。
もしくは、ルナ排卵と呼ばれる、自分が生まれた月齢と同じタイミングで排卵が起こる現象があるとも聞きます。
このような不確定さが私たちの身体にはあるので、排卵検査薬の結果に従ってする避妊にはとても避妊効果と呼べるほどの信憑性がありません。
避妊を目的とするのであれば、避妊をするための道具があります。
コンドームやピルは、正しく使えばほぼ100%の避妊効果があります。
避妊がしたいなら避妊用のアイテムを使う、妊娠したいなら排卵検査薬を使う。
代用はできないものと考えておいた方が、望ましくない結果を招かないためには良いのではないでしょうか。
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