月経は起こっているのに、排卵が起きないということはありえます。
「無排卵周期症」と呼ばれる症状で排卵障害の一種。
長期的に続けば不妊の原因にもなりますので注意が必要です。
排卵に至るまでのどこかに障害があるということですが、疑われるのはストレスなどによるホルモンバランスの乱れ、もしくはホルモンの分泌に関わる機能を障害する病気の可能性です。
無排卵を自覚することは難しいですが、多くの場合、月経周期が短い、出血量が少なくダラダラ続く、反対に月経周期が長いなどといった何らかの月経の異常が認められます。
中には正常の月経周期を保っているにも関わらず排卵が起きていないという状況もあるようですし、いつも生理不順というわけではないという方もいますから、不妊を主訴に医師に相談したときに無排卵周期症の可能性が認められることもあります。
無排卵周期症は大きく、特に治療の必要を認めない生理的無排卵と、治療が必要となる病的無排卵に分けられますが、生理的無排卵は思春期や高齢期といった、生殖機能が未成熟であるかもくしは衰えるのが普通である状態です。
出産適齢期で妊娠出産を希望する場合、あまり無排卵が続くようであれば積極的な治療や何らかの生活の改善が必要となってくるので、身体全体の体調はもちろんですが、特に月経に関する異常はしっかり把握することが大事です。
ホルモンバランスが乱れたり、月経周期の乱れが起きたりすることは珍しいことではないと思いますから、必ずしも月経異常があればすぐに病院へというわけではありません。
しかし、「最近忙しいから」「落ち込むことが多かったから」と月経の異常を手近なところに求めて放置してしまうこともあると思います。
ぜひ冷静に、ここ数周期、月経のリズムがおかしいようだと気付いたら、思い切ってストレスの元を断つ、一度医師に相談してみるといった対処を取ってみてください。
赤ちゃんが欲しくなったときに気付くのでは遅くなってしまうかもしれませんから、「よくある生理不順」でも、よく注意して観察することが大事です。
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